皆様ご存知のように、平成26年4月に消費税が8%へ、平成27年10月に10%へ税率の引上げが実施されます。
今回は、引上げ時期に向けて経営者側の実務的な注意点をいくつか書かせて頂きます。
飲食店や小売店の場合、レジシステムの消費税率の変更が必要です。
使用しているシステム会社等へ早めの確認が重要です。
以外に、まだまだ先の事と思っている人が多く、システム会社も大きな動きは見られていないようです。
また、卸業等では販売管理システムのバージョンアップが必要です。
注意すべきは締日が末日以外の場合です。
たとえば、20日締めの場合
○ 3月21日~31日分は 消費税5%
○ 4月 1日~20日分は 消費税8%
と、同一の請求書内で、税率が変わってきます。
そのため、3月21日~4月20日分は請求書を2つに分ける等の検討が必要です。
特に手書きで請求書を作成されている方は、お気を付けください。
また、検討事項である、食料品等に低い税率を適用する、「軽減税率」が適用されると、レジシステムの大幅な改良が必要になります。
軽減税率については、理想ではありますが、現実的に導入には多くの問題を抱えています。
税率改正時期に近づくと、システム会社等も忙しくなり対応が遅くなると予測されます。
消費税の税率アップはまだまだ先だと思わず、早め早めの対応をされることが重要です。