皆さん、今年も半分が終わってしまいましたね。
お客さんとの会話の中で、資金繰りについて相談を受けることが多いです。
「利益はでてるのに手持ちの資金が乏しいな!」
「仕事は忙しいのに実入りがすくないわ!」 等々
資金繰りが苦しくなる要因には大きく2つ。
「売上代金の回収」と「在庫管理」です。
まずは「売上代金の回収」について
会社の売上の多くは〇〇締め△△払い等、月遅れで回収されるケースが殆どです。
一方、仕入代金等の支払いも同じく月遅れが多いかと思いますが、その回収と支払いのバランスが悪いと資金繰りが厳しくなります。
支払はキッチリと翌月10日に支払うけど、売上の回収は2か月遅れ等の場合、支払の資金需要が先行して資金繰りが悪化します。
このようなことはとても簡単なことだと思われますが、意外に回収と支払いのバランスを理解されていない方が結構おられます。
本業はバッチリだけど、お金の管理は奥さんや経理に任せっきりの社長に多く見られます。
あと、仕事はしっかりと取ってきているのだが納期が間に合わず、請求が遅れ遅れになってしまうのも悪い傾向です。
たとえば、20日締めのお客さんに15日に納品するつもりが、納期が遅れて21日納品になってしまうと丸々1か月代金の回収が遅れてしまいます。
納期に間に合うか、じっくりと考えて仕事を回していくことが大事です。
仕事を取る事も回す事も大事ですが、キャッシュがそれに伴っていかないと会社は存続しません。
受注して、納品して、代金回収するまでが一つの仕事だと認識する事が大事です。
次回は「在庫管理」による資金繰りの悪化についてお話します。